15日目

今日は本当にダメだった。

単にダンボールをそれなりにコンパクトに積む、という作業ができない。別に、散らかそうと思って作業してるわけでないのだけれど、自分の積み方はおかしい(そうだ)。落ち着いてみれば確かに、おかしいかもしれない。が、荷物がどんどん入ってくると、それは見えなくなってしまう。

「これ、あれ、こっち、あっち」といった指示の対象も、上手く同定できない。それは言葉だけでは指示が完結せず、身振り手振りや身体の方向・姿勢、そしてもちろん視線によって完結するものだけれど、焦るとそれが読解できなくなる。精神的な萎縮もあるだろう。

追い詰められるとメモリ容量が小さくなり、前の指示の記憶が飛ぶ。

更には、これらの状態があまりにひどく、イライラさせられるがためにほとんど無視されるようになる。

こういうのは、年をとっても辛い。精神的な辛さは10代後半から20代前半でピークで、もう、どうやってもあんなに辛い時間はありえないと断言できるものの、でも、辛いものは辛い。

もう、その場で、今日派遣の担当者に連絡して、解雇してもらえないか直談判してみますと言い出しそうになった。しかし、わたしはその相手とコミュニケーションが取れない。結果として、そんなことは起こらない。

帰り際、職場のある人にカイロを頂く(なぜか)。人の心(あるいはカイロ)は温かいこともある。