incompetence

この前仕事で、沢山届いたロックアイスを、売り場の小さな冷凍庫に入れる作業をした。冬でもゆっくりしてたら溶ける。焦った。でも氷の分量に比べ、明らかに冷凍庫のキャパが小さい。でも、わたしは「収納」とかが苦手である。本来は入るはずの分量がわたしが下手なせいで入らない、というのはまったくありえるので、ゆっくりと溶けていく氷相手に、必要以上に奮闘した。

結局、入り切らなかった。その辺にいた社員に、「どうしても入り切らないのですが、どうしたら良いでしょうか」と悲壮な感じで聞いたら、バックヤードにある別の冷凍庫に入れておけば良い、ということで、そっちに入れて落着した。

なんで氷入れるだけで死にそうなんだよ、とは思う。けどその時は頭が回らない。職場では、わたしは「頭を使わない」「周囲を見ない」「無意味に焦っている」と言われ、それらはまったく正しい。結果としてわたしが「とても使えない」ことになっているのも、物凄く分かる。けど、その「分かる」は、渦中の自分とは切れている。

こんな感じなので、正直、周囲に迷惑をかけている。明らかに面倒で信頼できない人間だとも思う。

なんでモノを運ぶ、積む、入れるだけの作業ができないんだ。

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何年か前、以下の本を読んだ。重度の引きこもりのM君(「君」とはいっても40代)が、実家を出て、生活保護を受給し、一人暮らしを始めるまでを描いた本。最後にたどり着く何もない部屋には、希望も何もない。「引きこもり」を扱った本は(当事者だったのもあり)いくらか読んだが、この本が一番リアルで、正直だった。希望も何も描かない、それがリアルだった。自分にとても似た人だったので、余計に。