進行性

パーキンソン病は、手の震え・動作や歩行の困難など、運動障害を示す、進行性の神経変性疾患である。進行すると自力歩行も困難となり、車椅子や寝たきりになる場合がある。40歳以上の中高年の発症が多く、特に65歳以上の割合が高い。(Wikipedia

今のところ、母は日常生活を遅れているが、それがいつまで続くのか、分からない。ふと、眠る時間を忘れたかのように静止して、日付が変わろうとすることがあったりして、心配になる。

一日中基本的にはテレビばかりを見ているのだが、それの何を見ているのか、分からない時間もある。そんな生活は不健康だよ、と直感的には思うのだが、10代や20代の頃のわたしは、それこそガチの引きこもりで、不健康どころでなかったことが自重を強いる。人のことは言えない。言うべきなのかもしれない。

パーキンソン病は、高い確率で認知症を合併する。27の研究のメタアナリシスによると、パーキンソン病の約40%に認知症が合併していた。約30%というメタ解析データもあり、その研究では全認知症症例の3.6%がパーキンソン病であった。パーキンソン病患者は、認知症を発症するリスクは、健常者の約5-6倍と見積もられており、パーキンソン病患者を8年間追跡調査した研究では、78%が認知症を発症した。(Wikipedia

認知症が発症すれば、人格が壊れていく。想像力のないわたしは、それについて今、どうリアクションをすれば良いのか、分からない。また、何を想像すればよいのかも。

20代中盤のときわたしは、10日ばかりの介護の講座に途中まで通った。人に触れるとか、洗髪するとかが怖くて、終わりまで通えなかった。その時来ていた40代の女性は、親が認知症で自分のこともわからなくなりつつあり、と、そこに来た理由を語っていた。赤の他人に一瞬、泣き出しそうな調子で。

それは10年前のこと。当時のわたしは10日の講座に通い切ることもできなかったが、今の自分だと、何が困難だったのかもきっと思い出せないほどに容易だろうとは思う。

しかし、認知症の発症(の可能性)は容易でない。それでも今日は終わるし、日付は変わる。それは進行性の疾患だ。いずれにせよ人は死ぬから、というのも違うように思う。

母とちゃんと何かを話したことがあっただろうか。母は亡くなった祖母(母の母)とちゃんと話す機会を持てただろうか。