仮免に落ち、毒(ラーメン)を食べて帰ることにした。もう少し絞ると腹筋が割れそうなのだが、毒でも食わないとやってられない。博多ラーメンの店に入り、一般にこの手のラーメンの麺は細い。だから注文後すぐに出てくる。労働者っぽい飯だなと思う。長々と列に並び更には店内でも麺の茹で上がりを悠長に待つ――そんな大層な飯じゃねえだろラーメンは、という。脂質と糖質、それから塩分の爆弾。肉体労働でもなければ代謝しきれない。今のバイトを始めて、コンビニに売っている大抵の食品は「肉体労働者向け」なのだと知った。

さっさと食って、さっさと出た。私は仮免に落ちていた。

最近、35歳になった。なにか言葉(感情)でもあるかと少し待ってみたが、あまり、なかった。が、テレビのCMとはほとんどが中高年向けであり、40代の10人に1人は、膝痛を抱える、とかいう言葉を聞くと、半ば自分のこととして聞くように、なった(かもしれない)。少し前まで四捨五入すると30歳だった。今では40歳だ。人生は半分終わり、実質的にはほとんどが終わり、親は明らかに老いていくし、壊れていく。私はずっとここ(実家)にいるべきなのだろうか、ずっと母と付き合っていくつもりなのか、とか、たまに思い、特に結論的なこともなく週休の2日間はすぐに終わる。

運転に適正がないのなら(なさそうだが)、私は今後何をすればいいのか、今でさえ空白なのに更に空白になってしまうーーとか、そういう悩みはもういい。何であれ、やってかなきゃいけないんだから。基本的に、今いる現場なんてさ、そういう、他に大したオプションのない中での気合くらいしか、ないところだよ。重すぎて上がらないとか、そんなのはないんだよ。上げなきゃなんねーんだから。病欠とかねーんだよ、インフルエンザや重病でもない限りで動けるんだから。ま、そういうこと。