40歳まで残り1755日

40歳まで、あと1755日だった。それまでの目標もなにもない。けれど、それを思い出すことには多少の意義はあるかもしれない――「死を思う」ことの実際的なヴァージョンとして。

教習所で6時間、キャンセル待ちをした。1度も乗れなかった。

待ち時間には読めない英語を読んでいた。タイラー・コーエンの、"Stubborn Attachments"。ロビン・ハンソン(と Kevin Simler)の "The Elephant in the Brain"。今後は英語を読む人として生きることに、した。もちろん、この「した」は単なる気まぐれで、明日には忘れている

自分には計画も意志もなかった。

エリック・ホッファーの『波止場日記』と『大衆運動』の原著をAmazonで注文した。電子書籍でなく、紙だ。お守りとして持っておきたいと、思った。紙はかさばる。邪魔だ。それが良いところだと、思った。かさばらず、邪魔にならない存在を忘れるのはあまりに簡単だ。

私は母に冷淡だった。今までできていたことが、できなくなる――というその手前の、ちょっとした失敗に、私は冷淡だった。